夏真っ盛り。湘南で初開催のビーチイベント『湘南オープン2013』が行なわれる今週末、海の向こうのカリフォルニアでは今年で9回目を迎えるサーフ&ロックフェスが開催される。
※イベントのプレビュー映像はこちら!
『スイッチフット・ブラ・アマ』という名称の同イベントは、南カリフォルニア・サンディエゴ出身のオルタナバンド『スイッチフット』がホストを務める。グラミー賞にノミネートされたキャリアを持つ彼らは5人のメンバー全員がサーファー。サーフと音楽で地元サンディエゴのコミュニティーにお返しをしたいと同イベントは2005年にスタートした。
南カリフォルニアのビーチタウン、エンシニータスのムーンライトビーチを会場として7月12日と13日に行なわれる内容は、12日が前夜祭を兼ねたオークション。収益はスイッチフット財団を通じて恵まれない子供たちへのサポートを中心に、地元コミュニティーへ還元される。
本番となる13日は早朝からのサーフコンテストを軸に展開する。地元が輩出したプロサーファー、ロブ・マチャドによる、16歳以下の子供達を対象とした『ロブ・マチャド・ブラ・ジュニア』もスケジュールのひとつ。また『スイッチフット』らのコンサートライブを楽しむことができる。しかも参加費は無料。冠スポンサーの『ハーレー』をはじめ、ホテルやレストランなど地元企業からのサポートによって、誰もがビーチでの一日を楽しめるように演出されている。
アフターパーティも用意された楽しみの尽きないウィークエンドは今年で9年目。その継続性からは大きな支持を得ていることが伝わり、広く「また今年も!」と“夏恒例のお約束”になることが、イベントへの周知を高め、その地域の個性となっていくのだと分かる。そしてサーフやロックというエンタメが、企業のサポートを受けながら、子供たちや地域のためになるツールとして利用されている事実は、サーフ大国であり先進国の懐はどこまでも深いのだと、改めて教えてくれる。
※今秋には彼らのドキュメントムービー『フェイヂング・ウエスト』がリリース予定!
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