サーフィンと海をこよなく愛するアーティストやクリエイターがサーフショップを創造するという実験的エキシビジョン『ザ・サーフ・ショップ(THE SURF SHOP)』が今年は大阪で開催される。中之島デザインミュージアム de sign de>を会場に、7月12日から26日という期間限定で、18人のクリエイターによる“サーフショップ”が出現する。
2009年に初めて開催された本展は、サーフィンをルーツとする日本人アーティストの先駆者、豊田弘治さんらを中心に誕生。「そもそもは上平さん(Bueno! Books代表・上平論)と櫛本さん(Kiサーフボード主宰者・櫛本喜彦)とで何かアートショーをやりたいね、と話していたのが発端。そこで知人、友人のクリエイターやアーティストに声をかけてスタートしたんです」と豊田さん。海外ではよく開かれているアートショーに自身も参加することで、日本でも何か展開できればという思いを抱えていたという。
『ザ・サーフ・ショップ』というネーミングは豊田さんのアイデア。ロゴマークは日本を代表するグラフィックデザイナーの佐藤卓さん(もちろんサーファー!)が手がけた。エキシビジョンの目玉は「サーフィンとクリエーションに対する各アーティストの情熱(豊田さん)」というように、通常のサーフショップでは見られない、ココだからこその逸品が展示される。
参加するアーティストの条件はサーファーであることがほぼ唯一。技術レベルは問わないという作品の構成内容は、アートとコマーシャルの中間的な作品性を意識し、空間としては近未来のサーフショップの姿をイメージしている。下記のリストを見れると分かるように、出展メンバーはそうそうたる顔ぶれ。「年齢層がかなり高いので、若い方たちの活動の“道しるべ”のような立ち位置になったらいいなぁと思っています」と、このリストに食い込む気鋭アーティストの登場も待っている。
『ザ・サーフ・ショップ(THE SURF SHOP)』
会期/2013年7月12日(金)〜 7月26日(金)
時間/11:00~19:00
休館/月曜日
会場/中之島デザインミュージアム de sign de>
入場/無料
出展者/サーフボード:櫛本喜彦、スノーボード:玉井太朗、ウエットスーツ:戸倉康守、ボードショーツ:山口輝陽志、Tシャツ:豊田弘治、ファッション:窪浩志、ペインティング:久保田潤、スケートボード:奥山康輔、家具:荒西浩人 写真:小林昭、写真:石塚元太良、映像:大倉孝敏、写真:芝田満之、写真:横山泰介、写真:広川泰士、オブジェクト:佐藤卓、 マガジン:白谷敏夫、映像:向圭一郎
プロデュース/上平 論
★アーティストトーク
日時/7月13日(土) 15:00~16:00
出演/佐藤卓、広川泰士、櫛本喜彦
参加費/無料
★ドキュメンタルムービー
作品/大倉孝敏『グレーシャーダイアリー』、その他
日時/7月13日(土)、7月20日(土) 19:00~20:30
参加費/無料
<お問い合わせ>
Bueno! Books http://www.buenobooks.com/boardculture/
de sign de http://designde.jp/
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