アフターコロナで価値が変わる、とか、世界的にサステナブル思考、
風の時代。多様性。ニュートラル思考など。
そういう単語を見聞きするが
結局は時代の変わり目といっても、
何がどう変わるか、を、
リアリティを持って、
ビジュアル的に、
または概念として、確信的に見えている人は少ないはずだ。
人は、面白いことに、
せいぜい生きても100年と決まっており
そして必ず肉体は死ぬと決まっていて、
その瞬間を生きるしかないのだから、
なかなか通期として、または中長期的に、それを達観することができないから、
いま、どこのプロセスにいるかわからない、という興味深いタイムラインに生かされている。
さて、表題についての考察。
今は、どうやら、キリスト教時代の時間概念で言うところの
グレゴリウス暦。2021年。
アフターコロナというトレンドらしいが、いま何が起きているかを整理する。
少なくとも、あの養老孟司先生の言葉を借りれば、
生物=私たちはウイルスとの共存の歴史であって、膨大な歴史の中では、よくある出来事の1つ。このたびのCOVID-19とはつまり。
そして、そのアクシデントが、時間を止めたわけではなく、時間をすっ飛ばした。
過去、恐竜時代には隕石がぶつかるというあり得ぬ珍事があって
その後、天変地異、戦争は、それこそテクノロジー黎明期の出来事であるが、
常に、時間が止まっていたのではなく、時代をすっ飛ばし、そして飛び越えた。
つまり、今起き続けていることは、常に進化であって、宇宙ワードでは「呼吸」とも呼ぶ。
カッパン印刷技術によって情報が「新聞」という形となって拡散し、
周波に乗って情報が「ラジオ」という形となって拡散し
一家に一台の個の家庭に映像が届けられた「テレビ」により
リアリティに脳みそに情報や押し着せエンタメがぶち込まれ、
そして今。テクノロジーは全て情報管理され、
肌身離さない個々人に配布された「スマホ」により
自分で情報を選べるようになった?と思いきや、操作されているとも言えるいま。
テクノロジーにより古い【構造】は変化し、今まで中央で決めていた構想は分権化し、セントラル・サーバシステムは
ブロックチェーンによって、自動アップデートされる「自浄能力」を持つようになる。
つまり、よき、よき、宇宙になっていく。
以上である。
しかし、きっと一般的にはピントは来ない話でしかない。
宇宙レベルからしたら小さな話に過ぎないが、ともかく、わたしたちの目の前の
超ミクロな世界に目を移したら、最大に何が面白いと言えば、
(スピリッツは永遠に生き続けようが何しようが)
この地球上では、肉体はせいぜい100年しか生きない! ということだ。
いかに自分が楽しいと思える環境を作り
どんなにも自分を楽しくしてやり、
身近な人を愛おしんで楽しませ、
せいぜい、その100年の人生を
「あ〜楽しかった〜〜〜」
と言って死んでいくか。
それがいま。
起きていることである。
words by Naoko Tanaka🦄
田中菜穂子
by BLUER代表
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