最近、「プロ」という言葉を痛感させられているのは、お金を支払うときに、あまりにアマチュアな対応を受けることがあるからだ。
そんなこと言う自分は、もうかなりのオヤジ並みに口うるさい面倒な人になってきたのかな!?
プロってなんだろう。
たとえばアスリートのように、一定の規定を満たせばライセンスを得ることができるプロの免許制度は、すごくわかりやすいプロという基準だ。
「仕事」ではどうかというと、お客さんやクライアントの満足度。それが、わかりやすい尺度では「お金」という共通価値にどれだけなっているかどうかがプロだと思う。
「お金」にならない、または「継続しない」。「金額が上がっていかない」のは、不可抗力はあったとしても、やっぱり、プロになり得ていない。
偶然にマネタイズする場合なら”ビギナーズラック“といい、基本は泥臭い話だけど、努力して勝ち得た知識と経験で、お客さんのニーズを汲み取り、抜かりなく、「依頼を上回る結果を出す人」がプロ。
現役アスリートだったら数値的な結果を出すか、競技以外だったら、それは「仕事」と一緒で、周囲のニーズを上回る結果を出す人がプロ。
そうでないなら「自己満足」か、よく言えば金銭価値ではかれない「有名芸術家」か「自称芸術家」とでも言うかな。
ところで免許更新制のプロスポーツ選手が自動更新されているとしたら、それって「プロ」ではなくて「自動更新」だろうと思う。食えないなら、プロではない。真なるプロフェッショナルは、プラスチックか賞状かわからないが、その手続きの自動更新に甘んじない。
人間だもの。自分はどうかというと人のことは言えない、学びの途中である。結局、プロフェッショナルという言葉は、自ら宣言するものではなく周囲が判断すること、なのだろう。
日々精進。
今日も、明日も、抜かりなく。
Photo by BLUER
BOOK: PRIDE AND GLORY