陰と陽。
プラスとマイナス。
男性と女性。
天と地。
陰陽(いんよう)は中国の思想であり、宇宙にある事象をさまざまな観点から陰と陽に分類されるという思想だ。
陰と陽とは互いに対立する存在だが、陽は善ではなく陰は悪ではない。陽は陰が、陰は陽があってはじめて一つの要素となるという。
一世を風靡したサーフブランドにタウン&カントリーというブランドがある。
この陰陽をモチーフにするハワイアンブランドのタウン&カントリーは1971年に日系人のクレイグ・スギハラがカスタムサーフボードをシェイプする小さなお店をハワイに開いたことから始まった。
ショップがちょうど島の南岸と西岸のちょうど真ん中のパールハーバーに位置していたことから、タウン&カントリーと名づけられたという。
そしてまた、そのロゴマークには、ライン上をサーフする精神的苦悩を表したという。
サーフィンにも陰陽(いんよう)があり、それらがあって1つの「サーフィン」であることを表現した、とても興味深い話だ。
同じように森羅万象、そして人の中にも、その対立するものが存在する。
一見明るく見える人でも、影を持ち合わせるし、奇麗な外見であっても、毒を持ち合わせることがある。
けっして一つの側面でとらえることはできず、太極をひっくるめて見てみる。
そこにみえるリアルな姿こそが「真の姿」であり、認めるべき素晴しい姿、なのだ。
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