夢のホバーボードの実用化は、まだまだ先になりそうだが「電動スケートボード」はすでに実用レベルまで進化を遂げている。
短距離移動のための、1番軽くて小さい乗り物として海外では注目が集まっている。
最新のモデルでは、最新型のハイパワーモーターとリチウムバッテリーのおかげで、連続走行距離は約10ー16キロ、最高速度は約32キロで、急な坂道を上ることもできる。
操作方法はリモートコントロールでアクセルコントロールとブレーキコントロールを行う。
ブレーキが使えるので安全面も確保されているのが大きなポイントだろう。またブレーキング時には、電動自動車にも装備されている回生システムも働きバッテリーの充電までおこなうことができる。
最新のモデルではバッテリーへの充電時間も短くなり、電力の残量の警告をスマホやリモコンに知らせてくれれるタイプもある。スマートフォンのアプリを使って電動スケートボード本体のモードのセットアップができたり、バッテリー残量からの残り走行時間の計算もしてくれたり、電動スケートボードのバッテリー本体から、スマートフォンへの充電も可能なものもある。
長さはロングボードスケートボードと同等、重さも5キロから8キロ程度で、電車やバスへの持ち込みも自由自在。徒歩での移動では、バックパックなどに取り付けての移動も可能だ。
パーキングを探したりする手間や、自転車のように盗難の心配も無い。
価格も700ドルから1000ドルくらいと、本格的なスポーツタイプの電動アシスト自転車や電動自動車、電動バイクなどと比べるとはるかに格安。
日本では、道路交通法により実用化レベルでの運用はまだまだ難しいようだが、アメリカやヨーロッパでも法律的に問題のない国での、トランスポーテーションとしての実用化が進んでいる。
電動スケートボードと従来からある、公共交通機関をミックスして使う事でエコフレンドリーな生活が可能になる。
環境に優しい最も軽くて小さい電動の移動手段としての、電動スケートボードの更なる進化に期待したい。
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