道に迷ってしまった! 方位磁石もない! 方角を知りたい! そんな時に役立つ、方角を知るための3つの方法を紹介したい。
1)北極星を探す
夜、晴れた日に限られる方法だが、北極星は常に北の方向にある。北極星をみつければ北がすぐにわかる。北極星をみつけるためにはまず北斗七星を探そう。
北斗七星のほぼ直角に曲がった星と星の方向に約5倍したところに北極星がある。
「北極星を探す時、北極星を探すよりまず北斗七星を探して曲がった部分の1辺を5倍に伸ばしたほうがすぐ見つけられるだろう。
2)アナログ時計と太陽を使った方法
太陽が照っているとき、太陽の方向にアナログ時計の短針を向ける。短針と文字盤の12時方向を2等分した方向が「南」だ。
確認用に、一緒に写した方位磁石の指し示す南と比べるとややずれているが、磁気偏差(磁北と真北のズレ、東京では7度ほどで、磁北+7度=真北となる)を考慮に入れると概ね南を指していると言える。
注意すべき点は、この方法は太陽が東から昇って南を通り、西に沈む北半球での求め方で、南半球では使えない点だ。しかし応用すれば同じ原理で南半球でも方角を求めることができる。
3)影を使って方角を調べる方法
なるべく背の高い物の影をみつける。影の頂点の部分に印をつける。10分ほどして影が動いたら、また影の頂点の部分に印をつける。印と印を結んだ方向が「東西」となる。
GPSやスマホ、コンパスがあればこのような事をしなくてもすぐ方角がわかるだろう。しかしもしそれらがなくても、こういった方法で方角を求めることができる。覚えておいて損はないはずだ。