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「靴」に「テント」に「釣り道具」、様々なアウトドアアイテムに記されたオンス、ポンド、インチ、フィートなどの“サイズ”表記。聞き覚えはあっても、どのくらいの重さ、大きさなのかわかりにくいのが本音。実際にはどのくらいのサイズなのか想像できるだろうか?
今回は、そんなややこしいサイズ表記たちをわかりやすい単位に置き換えた(比較した)ものと、身近なもので測る方法を紹介しよう。
■ポンド(lb):1ポンド=453.6g=16オンス
おもにアメリカで使われる重さの単位「ポンド」だが、国内でも釣り糸などで使われている。
重さを身近なもので換算するには、ビールの中ビン1本(470g)や一昨年若干減量されてしまったが、キューピーマヨネーズ1本(450g)がある。
釣り糸で用いられるポンドは、その重さで引っ張られた時の強度を示すものとなっている。1ポンドの釣り糸は、マヨネーズ1本を持ち上げられる強度、ということだ。
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■オンス(oz):1オンス=28.4g
釣り人なら特に、重りやルアーなどで「オンス」によく出会うことだろう。ルアー用ロッドなどには、対応できるルアーの重さがグラムで表記されていることもあり、実際にルアーを買う際には重さが判定できず悩みがち。
身近なものでおよそ30gといえば、料理用の軽量スプーン大さじ2杯、缶コーヒーなどのスチールの空き缶1本だ。
売り場では、「3/8oz」などと分数表記されていることもある。そんなときは「1/32oz」が約1gなので、1円玉(約1g)を参考にしてみよう。
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■インチ(in):1インチ=2.54cm
手に収まるほどのアウトドアアイテムでよく用いられているのがこの「インチ」。おススメの計測アイテムは「手」だ。男性で言えば小指、女性で言えば人差し指の指先から第一関節が2.5cmほど。自分の各指の関節までのサイズを頭に入れておくと、1~3インチほどはほぼ計測できる。
ちなみに単2・単3電池は5cmなので、ぴったりと手で測れない(把握していない)時には電池も参考になるだろう。
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■フィート(ft):1フィート=30.5cm=12インチ
大き目のアウトドアアイテムでよくみるのが「フィート」。1フィートが30.5cmと大きめなので、なかなか身近なものでは想像しにくく、感覚がつかみづらい。
体の部位で言えば、男性は上腕の長さ、女性は首回りの平均が30.5cmほど。
最も持ち運べて身近なものとしては、A4用紙の縦が29.8cmだ。また、フィートはフットとも言われ、その言葉のとおり、男性の靴底の平均が30cmほど。足跡で測るのも一つの手である。
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「スケーラーで正確に」計れなくても、身近なものでサッと応用が効くのは、アウトドアはもちろん、普段の生活においてもスマートだ。