Photo by Durand Trench, on Flickr
次第に寒さも和らいできて、太陽のぬくもりを感じられる季節ももうすぐ。これからの時期は初めてのアウトドアにチャレンジする方も多いはず。
初心者の方々が悩みがちなのが「ロープの扱い」。キャンプだけに絞っても、テントを張るときや物干し、ハンモックを張るときや荷物を縛ったりするときなど、ロープが活躍するシーンは多い。
また、アウトドアで使われるロープは、日常生活で使うことのない太さでなかなか結ぶのも難しい。慣れないと、せっかく張ったロープも、上手に張れずダルダルになりがち。初心者には、実に悩ましいのがロープワークなのだ。
そこで今回は、支柱と支柱の間や、木と木の間にロープをピンと張る時に使う結び方を紹介しよう!
手順と結び方を以下に。
1)支柱にロープを結ぶ:ティンバー・ヒッチ
2)ロープの間に輪を作る:バタフライ・ヒッチ
3)ロープをピンとはる:トラッカーズ・ヒッチ
ティンバー・ヒッチやバタフライ・ヒッチは簡単に結べる上に丈夫に結べるので、アイディア次第では色々と使いまわせる便利な結び方だ。
1)支柱にロープを結ぶ>ティンバー・ヒッチ
「ねじ結び」とも呼ばれる結び方で、基本はぐるぐる巻きつけるといった感じ。簡単に結べる上に、ほどきやすい。強度も高く汎用性が高い。
2)ロープの間に輪を作る>バタフライ・ヒッチ
中間者結びとも呼ばれ、ロープの間に固定された輪を作る結び方。間を空けていくつも作っておけばカラビナフックをつけてコップやライトなどいろんなものをぶら下げられる。
3)ロープをピンとはる>トラッカーズ・ヒッチ
その名のとおり、トラックに積んだ荷物を固定するときに使われている結び方。ピンとロープを張れる結び方の中でも早く・簡単にできるので重宝する。この結び方はロープの中間に輪が必要になるので、上記のバタフライ・ヒッチを結びつける柱の近くで行う。
上記の結び方をマスターすれば、ロープをしっかりと張れるので、テントを張ったり、物干しを作ったりできるようになる。バタフライ・ヒッチやティンバー・ヒッチは遊びにも使える結び方なので、色々と応用して使ってみよう。