Photos by Naoto Yokohama/Rider Kansuke Otomo
スノーボードはウィンタースポーツにカテゴリーされている。もちろん雪がないとできないのでそれは間違いではない。
通常、関西エリアでは3月末や4月でゲレンデをクローズしてしまう。しかし、日本には有数の豪雪地帯がある。中部や北部の豪雪エリアはゴールデンウィークまで、「新潟かぐらスキー場」では5月最終日曜日までオープンしている。さらに、山形県の月山では7月までスノーボードができることはあまり知られていないのでは!?
4月ごろからめっきりスノーボードのツアーは激減するが、まだまだ滑り足りないスノーボーダーたちは雪山に足を運び、春スノーボードを楽しんでいるのだ。
実は、こちらもあまり知られていないが、春スノーボードこそ初心者の方におススメなのだ。スノーボード初心者が春に始めるタイミングとして最適な理由4点を挙げておこう。
1)春は晴天率が高い
何といっても、晴れた日のスノーボードほどテンションの上がるものはないだろう。
青い空に真っ白な雪。気分は最高!
もちろん、運悪く雨の日もあるので天気予報はこまめにチェック!
2)シャバ雪で、バーンが柔らかい
春は気温が上がり、表面の雪が融け、水分を含んだ雪質に変わる。「シャバ雪」と呼ばれるが、水分を含んでいるため比較的柔らかくなる。氷のような硬いバーンでこけるよりもダメージが少なくて済むのだ。柔らかくなることで若干足を取られるなど滑りにくいこともあるが、朝イチは比較的冷え込むことが多く、ピステンバーンと両方の雪質を楽しむことも可能だ。
3)薄着でOK! パーカーで気軽に滑りに行こう
ハイシーズンは吹雪に遭遇したり、北風が寒く、厚めのウェアや重ね着がマストだ。しかし、春のぽかぽか陽気だとウェアのジャケットも不要となり、お気に入りのパーカーやシャツでライディングすることも可能だ。風がなく太陽が出ているときは半袖でも滑れる日がある。街着で滑走するおしゃれな人も。
もちろん、こければ濡れるので、そのあたりは自己責任で!
4)体がすぐ温まるので動きやすくなる
筋肉は体が冷えていると反応が悪く動きも鈍るが、当然ながら温まると動きやすくなる。春は気温が高めなので、滑りだしからすぐに温まり、体もすぐに動かしやすくなる。体が温まっていれば、筋肉の反応も良く、パフォーマンスも上がるのである。
春の陽気と真っ白な雪。
心地よい時間を雪山&ゲレンデで過ごすプランもおすすめだ!
<ゴールデンウィークまで営業しているゲレンデ>
岐阜県 高鷲スノーパーク http://www.takasu.gr.jp
長野県 白馬47&五竜スキー場 http://www.hakuba47.co.jp
長野県 八方尾根スキー場 http://www.happo-one.jp
長野県 栂池高原スキー場 http://www.tsugaike.gr.jp
長野県 野沢温泉スキー場 http://www.nozawaski.com
新潟県 GALA湯沢スノーリゾート http://www.galaresort.jp/winter/
新潟県 シャルマン火打スキー場 http://charmant-hiuchi.jp
新潟県 赤倉観光リゾートスキー場 http://www.akr-ski.com
群馬県 丸沼高原スキー場 http://www.marunuma.jp
福島県 裏磐梯猫魔スキー場 http://www.nekoma.co.jp
福島県 グランデコスノーリゾート http://www.grandeco.com
山形県 蔵王温泉スキーリゾート http://www.zao-ski.or.jp
<ゴールデンウィーク以降も営業しているゲレンデ>
岐阜県 チャオ御岳スノーリゾート(6/1まで営業予定)http://www.ciao.co.jp
新潟県 かぐらスキー場(5/31まで営業予定) http://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/
新潟県 奥只見スキー場(4/4オープン、クローズ未定) http://www.okutadami.co.jp/ski/index.html