レッドブルがまたまたエキサイティングでユニークなアクティビティを日本で開催する! ランニングのゴールが、走る先ではなく後ろから迫ってくるというのだ。しかも、全世界で同時開催というから興味深い。その内容とルールはいかなるものなのか?
「Wings for Life World Run」は、世界32カ国、35会場で「同時刻」にスタートする世界規模のランニングイベントである。昨年5月に第1回大会(世界32カ国、34会場)が開催され、136カ国から男女約3万5000人のランナーが参加した。日本初上陸となる今年は、日本会場で走る3000人のエントリーを予定している(全世界で約5万人が参加予定)。
ルールはシンプルかつユニーク。
世界各会場のランナーが、2015年5月3日の「世界標準時」午前10時に一斉スタートし、30分後にスタート地点から出発する「キャッチャーカー」(追跡車)に追い抜かれるまで走り続ければいい。
決められた距離を走りきるマラソンとは違い、まるで鬼ごっこのような感覚で、世界で最も「ゴールが遅かった」人(キャッチャーカーに捕まらなかった人)がグローバルチャンピオンの称号を手にすることができる。
ちなみに、昨年のグローバルチャンプは男子がLemawork Ketema (エチオピア、78.58 km)、女子がElise Selvikvag Molvik (ノルウェー、54.78 km)。ふたりには、初代チャンピオンの栄誉と、世界一周旅行がプレゼントされた。
但し、このふたりは別格。多くの参加者はほぼ1時間〜1時間30分後にはキャッチャーカーに捕まり、およそ10〜15kmでゴールとなっている。10kmならば、高いランニング技術も必要ないし、ファンランニングを充分に楽しめる距離だろう。
実は「Wings for Life World Run」の開催主旨はチャリティ。参加費はすべて、全世界の脊椎損傷患者を救うために発足された研究機関「Wings for Life World Run」の支援に充てられる。本研究機関では、脊髄損傷の治療法を発見するために日々研究を続けており、このイベントに参加するだけで彼らの研究を支援できるという仕組み。当日は、車いすランナーも参加し、世界のチェアウォーカーにエールを送りながらランニングを楽しめるチャリティイベントでもあるのだ。レッドブルは本大会をフルサポートし、集められた参加費と同額をマッチングギフトとして「Wings for Life World Run」に贈ることになっている。
さて、日本で初開催となる本大会だが、開催地は滋賀県、スタート時間は午後8時。琵琶湖の湖畔をナイトランニングするだけでも貴重な体験となるはず。ゴール後は、参加者全員がスタート地点へと戻り(ポイント毎に待機しているバスで送迎)、レッドブルが用意したアフターパーティに参加して大いに盛り上がりたい。全世界のランナーとともに最後の最後までイベントを楽しめるのが他のランニングイベントにはない魅力だ。
また、日本開催には日本が誇るトップアスリートがアンバサダーとして選出されおり、当日は応援に駆けつけてくれるとのこと。F1レーサーの小林可夢偉氏、レッドブル・エアレース・パイロットの室屋義秀氏、100kmマラソン世界記録保持者で本大会の第1回大会の出場経験もある砂田貴裕氏、車椅子バスケットボール元パラリンピック日本代表の京谷和幸氏の4名。特に砂田氏は、今回も自らが参加しワールドチャンピオンを目指すらしいのでぜひ応援したい。
簡単な概要は以下(詳しい情報は公式サイトにてチェック)。
すでにレッドブル・ジャパンのオフィシャルサイトでエントリーが始まっている。会場までのツアーやチームエントリーも用意されているので、今年のゴールデンウィークは家族、友達と一緒にグローバルイベントに参加し、チャレンジングな思い出を作ってみてはいかがだろう!?
■開催日 2015年5月3日(日・祝)
■開催時間 日本時間午後8時(世界同時スタート)
■開催地 滋賀県高島市
■定員 先着順3000人(一般、車いす合計3000人)
■参加資格 18歳以上(※競技用車いすは不可。日常用車いすのみ)
■公式HP
http://www.wingsforlifeworldrun.com/jp/ja/
■facebook
https://www.facebook.com/events/714121795338203/
【レッドブル・ジャパン オフィシャルサイト内「Wings for Life World Run」ページ】
http://www.redbull.com/jp/ja/stories/1331682496771/wings-for-life-world-run-come-to-japan