今アメリカでは街の喧騒から離れ、必要最低限のスペースで豊かに暮らすというライフスタイルが流行っている。そのミニマルなスタイルを楽しむように自分たちで家を立て、周りの自然と共に暮らすという選択は日本でも少しづつブームになってきているようだ。
この愛らしい小さなキャビンはTimとHannahが手作りで作り上げた「家」。ほとんどお金はかけず、資材は廃棄されてあるものを譲り受けて作り上げたそうだ。その資材たちを自分たちが気に入るような色に変え、デザインももちろん自分達だけで行った。その無骨さが残るデザインは素人だからこその“自分たちらしさ“の現れかもしれない。
家の中は小さなリビングとロフトの寝室のみ。電化製品は何一つなく、最もハイテクなものはガスストーブだけ。薪ストーブは暖を取るだけではなく料理にも使い、また冬は雪を溶かしてそのお湯でシャワーを浴びるそうだ。それも、屋外で。
この極めてシンプルな生活の中でも二人はもちろん満足して暮らしている。週末ともなれば友人も集まりパーティで過ごす。そして、パウダースノーの早朝はスノーボードで楽しむという。都会では絶対に味わえない生活だ。都会のようにモノにあふれていなくても自分たちの好きなモノだけがあればいいのだ。
「シンプルにそして自分らしく生活する」そういった生活は「家」というものを軸に変わっていくのかもしれない。必要な物だけという最小限なモノ達にだけ囲まれた時、自分にとって本当に必要なものが見えてくるのだろう。
Via: http://www.apartmenttherapy.com/tim-and-hannahs-diy-tiny-tahoe-cabin-house-tour-199722