世界最高峰サーフィンツアーWCT第8戦「Hurley Pro at Trestles」の開催まっただ中ではあるが、そのグロバールサーフ市場を牽引するアメリカのサーフブランド、Hurley(ハーレー)がスポンサードする10代前半のグロメッツサーファーたちによるインドネシアトリップでのライディング映像をご覧いただこう。
やはりうまい。
ハワイのノア・ベッシェン13歳は、かのシェーン・ベッシェンのご子息。USAのニック・マーシャル13歳とジェイク・マーシャル15歳は兄弟サーファー。そしてハワイ14歳のバロン・マミヤ14歳と、ポテンシャルの高いキッズが揃う。
Hurleyは現在のWCTトップランカーで言えば、暫定ランク8位のコロへ・アンディーノ(USA)が20歳で、現在12位のジョンジョン・フローレンス(HAW)が21歳。
この年齢で既に世界トップランカーの仲間入りを果たしているわけだから、ここに登場するHurleyのグロメッツたちは13歳〜15歳。世界トップ入りするその日まではそう遠くはないだろう。
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しかしこの世界のサーフブランドによる選手育成は、当然ビジネスとしてのブランド維持もあるが「スポーツとしてのサーフィン」を次世代に繋ぐという意味での存在意義はまた大きなものだと、有能なグロムをみると再認識させられる。
才能のある選手を見いだし環境を与え、成長させていきトップアスリートになる。本人の努力の一方で、スポーツとして市場へ訴求しながら趣味人口を絶やさずにビジネスを継続させる。
まさにスポーツビジネスとはこういう事であるし「サーフィン」というスポーツや文化が故に続いている。
ハーレーのようなブランド・メーカーなくして、やはり市場は成り立たないのである。
さて年齢の話のついでに世界サーフィンのコンペ年齢を考える。
現在WCTカレントリーダーのブラジルのガブリエル・メディーナもコロへやジョンジョンと同世代の20歳と若い。
一方、もっと落ちついて見えるが昨年のワールドタイトルホルダーのミック・ファニング(AUS)は33歳で、昨年ランク2位のケリーに続くオーストラリアのジョエル・パーキンソンはミックの同い年の33歳。善戦しているオーストラリアのタジ・バロウは36歳。こうしてみると、現在のWCTランカーたちの年齢像は実に幅広いことがわかる。
当然、体力を必要とするこのスポーツは若いほど有利だが、波への経験値や戦術面、メンタル面の強さを含めると、やはり熟練の技が若さに勝るとも言える。
オーストラリア勢は比較的、ベテランと言える年齢層でトップランカーに位置することからも、サーフィンの「コンペ」の奥深さが見えてくる。
しかし、しかし。
あのV11ケリー・スレーターは42歳。メディーナとの年の差は22歳。
ケリーはWCT暫定2位とメディーナにピタリとつけている。
軽々とアクションを連発するアップカミングサーファーが出てくる一方で、ケリーの存在はもう、言うまでもないが、もう「超越」していることも再認識するわけである。
Huley Japan
http://www.hurley.jp
Riding photo from 2006
By Rowland / ASP World Tour Surfing
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