今、食文化やライフスタイルの観点から話題のサンフランシスコ。
昨年にはアメリカの旅行専門誌『トラベル&レジャー』による米国のお気に入り都市調査の結果、“最も気取っている都市”に選出。『U.S. ニュース&ワールドリポート』が報告するランキングでは、2011年の“全米ベストバケーション地”と“ベスト・サマーバケーション地”のナンバー1に。
アメリカ国内においても多くの視線が集まるサンフランシスコ。日本からは毎年20万人以上が訪れる同都市の、ぜひとも行きたい7カ所を勝手にチョイス。プラス、近隣都市のサンタクルーズの3カ所を入れて10のスポットをリコメンド。
たぶんにサーファー視点が入っていますので、ご注意を。
1:モラスク サーフショップ
サーファーでありアーティストのジョン・マッキャンブリッジが理想のサーフショップとしてオープンさせた注目店。サンフランシスコの名サーフスポット、オーシャンビーチまで歩いて行ける距離にあり、ローカルのサーファー、アーティストが集う場に。アートのエキシビジョンやライブのイベントも豊富に開催。サーフィン、アート、クラフト、ミュージック、映像など、サーフショップの枠組みをこえた新たなカルチャーの発信源となっている。
2:ウッドショップ
サインアーティスト、ウッドボードのシェイパー、椅子デザイナー、家具デザイナーがアトリエ兼ショールームとしてサンセット地区に構えたウッドショップ。場所はモラスクからほど近く、そのため両ショップは交友関係にある。実際にモラスクのロゴはここの住人、サインアーティストのジェフ・カンハムが手がけたもの。またダニー・ヘスによるウッド製のハンドプレーン(※カラダひとつで波に乗るボディサーフィン時に使用するアイテム)は近年日本でも人気が上昇中。
3:ジェネラルストア
アーティスティックな本や、かわいいレター用のカード類、雑貨も、洋服も、そして小さなグリーンハウスさえあるジェネラルストアは、サーファーで、アーティストで、オーナーのセリーナ・ミトニック・ミラーのセンスがたっぷりのライフスタイルショップ。女性なら自分用の、男性なら彼女のお土産にぴったりのアイテムと出会えるはず。そして、せっかくここまで来たなら、お隣さんのトラブル・コーヒーにも立ち寄ってみたい。
4:シェ・パニース
サスティナブル、地産地消、ローカルコミュニティ、などなど。今ではおなじみのコトバの数々も、その先駆けはサンフランシスコ、そして何よりココ、シェ・パニース! 開業から40年以上が過ぎた世界で最も有名なオーガニック・レストランは、世界にオーガニック農業やスローフードを普及させた立役者、アリス・ ウォータースがオーナー。今も予約が取りづらい名店。プランニングは“なる早”がベスト!
5:タルティーヌ ベーカリー
使用している小麦はオーガニックというパン屋さんは地元の人に愛されている名店。行列がひとつの目印で、しかし厨房が一緒になったお店のため、焼きたてのパンが次々と補充されていく。クロワッサン、タルト、スコーン、ブラウニー、豊富なサンドイッチ、キッシュ、プレスサンドなど豊富なメニューがズラリ。もちろんコーヒー類も美味! ミッション地区でのショッピングの際に立ち寄りたい一軒。
6:ブルーボトルコーヒー
米コーヒー界のアップルと呼ばれ、いよいよ日本に上陸したブルーボトルコーヒーはサンフランシスコがお膝元。目の前でコーヒー豆を挽いてくれるスタイルが人気を呼んで、今ではアメリカ西海岸と東海岸で15店を出店。店舗によって異なるつくりも必見で、ヒースセラミックのファクトリー兼ショールームに2012年にオープンしたお店はオープンスペースが心地いい。美味しいコーヒーを味わった後は、ヒースセラミックの陶器をチェックするという動きができるのも嬉しい。
7:クロニクルブックス
サンフランシスコ・クロニクル新聞社の出版部門として誕生したクロニクルブックス。東海岸の大出版社を追随するのではなく、西海岸独自のカルチャーを見つめてきた同社では、西海岸ならではのデザイン本、児童向けのアートブック、そして数々のサーフブックを制作。市内のストアには見た目に美しく楽しいアートブックが並んでいる。サーファーがスタッフにいるというのも、サンフランシスコという土地柄ならでは。
8:ソーヤー ランド&シー サプライ
ここからは、ウッドショップでウッド製サーフボードを手がけるダニー・ヘスに聞いた、「サンタクルーズに行くなら寄りたいお店×3」を紹介。サンタクルーズとは、サンフランシスコから1時間ちょっとのドライブで着くビーチタウン。風光明媚で良い波もあるので、ぜひ足を伸ばしたい街だ。そして、ダニーがオススメするサーフショップがココ。2013年4月にオープンしたばかりで、サーフだけでなく、アウトドアに関するアイテムも揃う。
9:ホエール シティ ベーカリー
サンタクルーズから10分ほど北にある海沿いのベーカリー。農家の人が持ってきてくれたできたてのイチゴを使ったストロベリーパイなど、フレッシュな食材でつくったメニューがたまらない。
10:ヴェルヴェ カフェ
市内に3店舗を構えるサンタクルーズを本拠地とするグリーンなコーヒーショップ。天井が高く開放感ある店内で、バリスタが手際良くコーヒーを淹れてくれる。以下の映像を見れば淹れ方へのこだわりが一目瞭然。
VCR StreetSmarts #8: Clever Dripper from Verve Coffee Roasters on Vimeo.
要約することこんな感じ。
1:Cleve Coffee Dripper(L)を使う
2:紙フィルター4号を(1)のドリッパーに入れ熱湯を注ぐ。
3:20グラム(1人分)のコーヒー豆をドリップ用にひき、ドリッパーに入れる。
4:ドリッパーはカップの上ではなく、カウンターに置いてお湯を一気に注ぐ。
5:30秒後、スプーンで泡をおさえる。
6:すぐにフタをして3分待つ。
7:ドリッパーをカップの上にのせ、コーヒーを注ぐ。
うーん、美味しそう。
この10のスポット以外にも行きたい場所は山ほどあるサンフランシスコは、ゆるやかで、でも洗練されていて、開放感のある街。この夏休みに、もしくは秋のシルバーウイークに魅惑のSFCクルーズを計画してみてはいかがでしょう。
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