セレクトショップの『シップス』が、ライフセービングをサポートしはじめたのは1996年。社会貢献活動の一環として、静岡県の下田・南伊豆エリアの海で活動する下田ライフセービングクラブとともに、安全に楽しめるビーチ環境の確保、ビーチクリーンによる環境美化をおこなってきた。
今年の夏もサポートの継続が決定。日本でも有数な美しいビーチがある伊豆で、ビーチキャンペーン、ジュニア世代のライフセービング活動をサポートすることになった。
ビーチキャンペーンは、7月13日から8月24日の期間中、まいにち午後1回実施するビーチクリーン。ビーチフラッグスが体験できるスポーツキャンペーンをはじめとした各種コンテンツを用意。
一方、今夏で18回目を迎えるJrライフセービング活動は小学生を対象にしたプログラム。海で安全に遊ぶことや、人や環境へ思いやりの気持ちを抱くことを願って、海での正しい楽しみ方や応急処置の方法などを体験することができる。
そもそもライフセイバーやライフガードは海の安全を守る人たち。先進国のオーストラリアやハワイは公務員として勤務する通年の仕事であり、担当ビーチのパトロールを毎日おこない、トレーニングに向き合っている。
その存在感は水難事故のデータを見れば一目瞭然。一例に、2012年の日本では、河川を含めた水難事故が800件近くあった。これはボランティア形態に近い日本でのライフセービング活動が、人が多く海に訪れる夏に限定されてしまうエリアが数多くある状況と無関係ではない。
一方、世界中から年に700万を越える人が渡航するハワイ・オアフ島では、通年のライフガード活動がおこなわれていることから、海難事故がゼロの年もある。それほど彼らの存在は際立っているのだ。
四季があるために、年を通じて海でのレジャーを楽しむ人は少ない日本。けれどビーチでのランニングや海と触れ合う活動は、楽しくもあり、また心身を鍛える時間ともなる。
という難しいことを考える前に、海で楽しくカラダを動かせば、それだけで子供たちの顔には笑みが浮かぶ。それこそが大切と思えるプログラム。保護者向けのプログラムもあるので、ぜひ今夏は家族で伊豆へ向かってみてはどうだろう。
詳細は下記のホームページへ!
SHIPS SAFE & CLEAN CAMPAIGN 19
http://ships-lifesaving.jp