すでにオンラインや雑誌でプロモーションは進んでいるものの、本格的な展開は全世界で3月25日からというカリフォルニア発の新ブランドが『ヴィスラ(=VISSLA)』。ビラボンUSA社で社長をつとめたポール・ノーデが設立したブランドで、“SURF EVERYTHING”を核にサーフアパレルを展開していく。
先日、日本でも展示会がおこなわれラインナップが初お目見え。“サーフしてこそなんぼ”“サーフしたから生まれた”といったアイテムはオトナが手にできるテイストで、ルックスを大切にしながらも機能的であるところは、サーフやビーチを匂わすアパレルブランドではなく、“サーフアパレル”を自称するだけはあるといったところ。
さらに注目したいのは『ヴィスラ』がサポートするクリエイターの陣容。売れ売れのトッププロサーファーではなく、ウッドボードを手がけることで知られるダニー・ヘスたち、シェイパーが大半という点にブランドの立ち位置が見える。サーフィンを支えているのはサーフボード、そのサーフボードをつくり出すシェイパーをもっとリスペクトすべきという考えが、そこにはある。
本国ではISA(INTERNATIONAL SURFING ASSOIATION)を積極的にサポートしていくことも決定。ISAとはアマチュアを対象にする組織で、世界選手権のようなコンテストを主催する。若手育成の役目も担うという意味では、『ヴィスラ』はアパレルで儲けて得た資金をサーフィンの未来に投資するといってもいい。こうした決断にもまた、サーフアパレルを自認するからこそのスタンスが見える。
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KennyHurtado@visslasurf
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