サーフィンのギアというとサーフボードとウェットスーツ以外あまりフューチャーされないのですが、今回はその中でも特に注目度の低いリーシュコードのお話です。「リーシュコードなんてあれば何でも良いじゃん」と一蹴されそうですが、なんでも良いならクオリティが良くてシンプルでかっこ良いものを選んでみるのはどうでしょう。
今回紹介するのは『STAY COVERED(ステイカバード)』というブランド。このブランドはカリフォルニア オーシャンサイドを拠点とし、リーシュコードやボードケース、トラベル用のパッドなどのサーフアクセサリーを作っている会社です。
大手ブランドがほとんど独占しているかのようなアクセサリー市場なので、日本でもアメリカでも大手ブランド以外を見かけることはそう多くはありません。ところが、ここ数年の注目ショップであるMOLLUSKなどの高感度なオルタネイティブ系サーフショップなどを見てみると、逆にこの『STAY COVERED』だけ(しかも黒のみ)を置いてある店も多いのです。
そんなこだわりのショップがチョイスする理由は、このリーシュコードがメイドインUSAで作られているからではないでしょうか。多くのブランドが生産を中国などの海外に移していく中で、このブランドはいまだアメリカ製にこだわって制作しています。そしてこのシンプルなデザインもアメリカの工業品らしくてかっこいいです。
コードの素材もしなやかで適度な伸びで、巻き癖も付きにくいように感じます。このブランドの製品とこの工場で製作を請け負っている他ブランドのも含めて、かなりのビッグウェイブでテスト済みなので、品質ももちろん問題ありません。
最近では日本を代表するスタイリッシュサーファー瀬筒雄太プロもライダーに加わりこれから盛り上がってきそうな注目ブランドです。ケースなどもクラシカルで良いデザインのものもあります。特にこだわりのクラシックボードやオルタネイティブ系のボードが好きな方、アメリカ好きな方にはオススメです。目立たないところにこだわるのがおしゃれです!「サーフィンはかっこつけの為にやるもの」というのが自分の持論なので、自分の持ち物には徹底的にこだわるのを強くオススメします。
気になる方はOSHMAN’S原宿店で実物をチェックしてみてください。個人的にはリーシュコードは嫌いですが、付けるなら良いものを!何でも良いなら、さらっと良いものを使えば良いだけですから。
リーシュコードは塩や紫外線でダメージを受けています。使用頻度にもよりますが、1~2年に1度くらいのペースで切れていなくても買い替えるのをオススメします。経験上、今日は切れて欲しくないなぁと思うようなコンディションの日に切れることが多いので取り換えはお早めに。次回の取り換えのタイミングの際の参考になれば幸いです。