前回のウェットスーツに引き続き、真冬のサーフィン用の防寒アクセサリーも年々改良され快適になってきています。この冬の注目のアイテムを紹介しながら、冬のサーフィンをより快適に出来る方法について触れてみます。
まずはブーツです。最も水に浸かっている部分なので、水温が下がるとまずはじめに必要とされるアクセサリーです。
今年の最注目のブーツは、ウェットの進化に伴って誕生したともいえる限りなくドライに近いブーツ”BLACCO 4mm ICE BOOTS”。2重になっている部分にウェットの裾を挟み、更に上からベルトで締めることで水の浸入を防ぐ。2枚の間がラバーになっているので密着性も抜群でほぼドライスーツのブーツの状態に近いレベルになる。当然、入った水も抜けないので、ウェット本体から水が入るとブーツにたまるので厄介な状態に。ブーツなしのドライスーツと呼べるくらい防水性の高いネックエントリーモデルなどと合わせる特殊なブーツともいえる。冬用のネックエントリーのフルスーツとこのブーツの組み合わせはブーツ付きのドライスーツの使える時期が短いという弱点をクリアするこの冬一番の優れもの。
多少寒くても足裏感覚を大事にしたい、という方には薄い生地のものやソックスタイプがオススメなのですが、そんな方へお勧めなのが”HURLEY FUSION 302 BOOTY”。今まであったいわゆる足袋タイプの表面をラバーでコーティングすることで、柔かさ厚さはほとんど変わらないまま、縫い目からの浸水を減らし風にも強くなった。このハーレーのブーツはオリジナルの足型から作られており、やや細めのデザインで見た目のスタイリッシュさだけでなく、フィット感が抜群。水温がそこまで下がらないものの、北風が冷たい千葉南、湘南、伊豆あたりで使うのには特にオススメ。
ブーツとソックスの中間、足裏感覚も適度にありながらなるべく温かいものが良いという欲張りな方には”MAGIC ROYAL SOX”がオススメ。ソックスの形状ですが、5mmの厚さとウェットのインナー素材としても最高峰の日本製のマテリアルAG TITAN+起毛を使用しているので保温性も抜群。表面には耐久性と吸水しにくいのが特徴の特殊素材を使うことで風にも強く、適度な伸縮性なのでブーツ内で足もずれにくい。
寒くてもブーツを履くと感覚がおかしいから嫌いだ、という方も多い(自分も昔はそうでした)のですが、最新のブーツは足裏感覚と保温性をうまく両立しているものも多いので、無理せず使ってみるのをオススメします。無理して裸足で冷たい海に入り足の感覚が無くなってしまったら元も子の無いですから。また足を冷やすと腰をはじめ体へのダメージが大きいので、末永く波乗りを続けるためにも快適なブーツを選んで冬を乗りきるのをオススメします。ここで紹介したものの他にもオッシュマンズの店頭には様々なモデルを取り揃えています。試着してしっくりくるものをみつけてみてください。
次回グローブ編もお楽しみに。