Update:2013.10.31[Thu]Category : SURF

冬物ウェットスーツはどう選ぶ?

 いよいよ肌寒くなってきました。サーファーにとっては憂鬱な冬の到来です。

 でもご安心ください。世界に誇るジャパンブランドのウェットスーツは年々進化しているので、数年前に比べて格段に冬のサーフィンが快適になってきています。ただ次から次に様々なタイプが開発されているので、「実際どれが一番良いの? どれを選べば良いの?」というような声も多く聞かれます。そこで今回は自分に合ったウェットスーツを選ぶポイントをまとめてみました。

 まずはこのようななYES or NO チャートを作ってみたので、やってみてください。出た答えから、タイプ別にさらに詳しく説明してみます(チャート表、☆の数などはあくまでも目安です)。

《TYPE A 》NECK ENTRY TYPE

POINT : 湘南・千葉南(12~4月)、千葉北(11~5月)
保温性 : ☆☆☆☆☆
運動性 : ☆☆☆☆☆
着脱性 : ☆☆

着脱以外は全て最高。着脱に不安が無ければこのタイプが間違いなく現時点のベスト!!
ここ数年で開発された最新のタイプ。着脱の為のファスナーやフラップなどは無く、首を拡げて着る。着脱には慣れが必要で万人向けとはいえないが、着脱以外の性能は運動性、防水性ともに抜群。運動性の向上を主に狙ったモデルと防水性も向上させたモデルがあるが、防水性の高いモデルはブーツなしのドライスーツといえるレベル。ブーツの有無で調整が出来るのでドライスーツよりも長いシーズン使えるのもうれしい。
購入(オーダー)の前に既製品を試着してみるのがオススメ。

《TYPE B》NO ZIP TYPE

POINT : 湘南・千葉南(12~4月)、千葉北(11~5月)
防水性 : ☆☆☆☆
運動性 : ☆☆☆☆
着脱性 : ☆☆☆☆

最もバランスのとれたスタンダードなタイプ。迷ったらこれ!!
現在、最も多くの方が使っているファスナーを使わないタイプ。以前は着脱性が良いものは防水性が悪く、防水性が良いものは着脱性が悪いという問題がありましたが、年々開発が進み、多くのブランドでかなり高いレベルで防水性と着脱性を両立してきている。モデル数も多いので、好みによってネックのタイプや保温生地を選べる。ブランド、モデルで迷ったら何着か着比べるのがオススメ。

《TYPE C》BACK ZIP TYPE

POINT : 湘南・千葉南(12~4月)、千葉北(11~5月)
防水性 : ☆☆☆
運動性 : ☆☆☆
着脱性 : ☆☆☆☆☆

着脱性はピカイチ!シンプルでベーシック。
ノージップタイプが登場するまでは主流だった背中にジップのあるタイプ。とにかく開口部が大きく開くので着脱が簡単。ウェットを着なれない方にもオススメ。昔の重くて硬い簡易防水ファスナーと違い、今の防水ファスナーは軽く柔かく防水性も向上しているのでストレスなく使える。デメリットとしては背中の伸縮性がノージップタイプより落ちるので、運動性はやや落ちる。またデザインをシンプルに出来るので、クラシックなモデルにも良く使われる。クラシカルな見た目にこだわればこのタイプ。

《TYPE D》DRY SUITS

POINT : 湘南・千葉南(1~3月上)、千葉北(12~4月)
防水性 : ☆☆☆☆☆+
運動性 : ☆☆☆
着脱性 : ☆☆

とにかく温かいのはこれ!真冬も千葉北以北でサーフする方の最終兵器!
使った人から手放せなくなっている厳冬期の最強スーツ。ブーツ付きのドライスーツは他のどのタイプより防水性に優れている。ほぼ水が浸入してこないので、寒い時にはインナー(フリースとか靴下とか)で調節できる。防水ファスナーのタイプとフラップ式ノージップ、ネックエントリータイプがある。背中ファスナーだとひとりで開閉できないが、今年は胴体部にジップを配置しひとりで着脱できるタイプも新登場。TYPE A同様着脱さえクリアできればオススメは軽くて運動性も良いネックエントリータイプ。デメリットは中でおしっこが出来ないこと、価格が高いこと、保温性が高いので秋・春などの時期には暑すぎるところ。3mmフルスーツなどを併用して前後の時期の対策が必要。ちなみに乾いたままで温かいのでそれほど尿意をもよおさないが、入る前にコーヒーなど利尿作用の高い水分の摂取には注意。
詳しくはオッシュマンズのホームページでも特集中なので参考に。
※ダイビングで使用する完全に水が入らないドライスーツとは違い、多少の水の侵入はあります。使用にあたってはいくつかの注意点もありますので、スタッフに確認してみてください。

《その他》3mm FULL SUITS
真冬1月~3月はサーフィンしない、寒いところには行かないという方にオススメなのが3mmフルスーツ。寒い時期は全くやるつもりが無い場合はジャージの3mmフルスーツがあれば十分ですが、真冬でも湘南・千葉南・伊豆には行くという方に特にオススメなのが表ラバーの温か仕様の3mmフルスーツ。オッシュマンズのスタッフでも愛用者多数。ドライスーツを持っている方の前後のウェットとしてもオススメ。

 と、人それぞれのサーフィンスタイル、入るポイントなどによりピッタリなウェットがあるはずです。ここでは数多くのオーダーをいただいた経験からタイプ分けさせていただきましたが、その他にも予算、欲しい温かさに合わせた裏地、カラー、デザインなど好みに合わせてオーダーすることが可能です。詳しくは店舗のスタッフと相談してみてください。

 最後に一番重要なことを。保温性、動きやすさ、脱ぎ着のしやすさなど自分が最も重要視するポイントで選べば良いのですが、忘れちゃいけないのは気にいったデザイン、好きなカラーのものを選んでください! 見た目が気にいらないとテンションが上がりません。テンション上げて冬もサーフィン楽しみましょう。

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