よくある「◯◯にベストな街」ですが、アメリカのOUTSIDE誌視点で選んだランキングOUTSIDE’S BEST TOWN 2013が発表されました。OUTSIDE誌は「勇敢に生きよう!」をテーマに、アウトドアライフやその実践者にフォーカスするアメリカの雑誌。創刊は1977年と、35年以上の歴史を持つ老舗雑誌です。
同誌によるランキングは「アメリカ国内でもっともヘルシーでいられる場所」を核に、トレイルがあったり、アドベンチャーできる場所があったり、ファーマーズマーケットがあったり、という視点のもとに制作されています。そして1位になったのが、ユタ州のパークシティ。人口8千人に満たない小都市です。2002年の冬季五輪が開催地で、サンダンス映画祭の会場でもあります。以降、ホノルル、サンディエゴ、スポケーン(ワシントン州)などなど、アウトドアで、スポーティで、ヘルシーな街の名前が続きます。
たしか数年前、持続可能な日本の都市ランキングで愛知県田原市がトップになっていました。しかしこの時はインフラや財政や生活環境を軸としていて、スポーツ環境や文化的要素に比重は置かれていなかったように記憶しています。OUTSIDE的な視点でつくった時にはどのような国内の都市名がランキングに連なるのか。良質な雪が海外にフリークさえ生み出したニセコ町、行政をあげてサーフィンを応援する宮崎市、海外からのアウトドア愛好家が多く移住している群馬県みなかみ町などが思い浮かび、とても興味深いところです。
OUTSIDE’S BEST TOWN 2013
1位:ユタ州パークシティ
2位:サウスカロライナ州グリーンビル
3位:ハワイ州ホノルル
4位:モンタナ州ボーズマン
5位:ワシントン州スポケーン
6位:コロラド州カーボンデール
7位:カリフォルニア州サンディエゴ
8位:マサチューセッツ州ボストン
9位:バーモント州ウェイツフィールド
10位:オクラホマ州オクラホマシティ