夏がやってきました。サーファーにとってハダカ(サーフトランクス1枚のみ)で波乗りが出来る特別な季節です。千葉北以北では真夏でも水温が低いことも多く、なかなかハダカでは出来ないと思いますが、それでも毎年サーフトランクスは欲しくなるものです。僕は10年くらい鎌倉に住んでいたこともあり(今は町田ですが)、鎌倉〜逗子〜葉山辺りで波乗りをすることが多いので、梅雨明けから9月いっぱいくらいは基本ハダカです。短い夏を謳歌するべく、よほど寒いときでないとタッパーも着ません。
そんな訳で、とにかくサーフトランクス(ボードショーツ)が大好きです。夏のビーチではこれしか着ないのですから、トランクスには徹底的にこだわらなくてはいけないというのが持論です。もちろん夏に裸になれるボディ作りの仕上げも怠ってはいけないのですが、この辺は年々基準が甘くなる傾向です(苦笑)。
基本的にサーフィンはコンペ系ではないので、トランクスも’60~’70年代にあったようなクラシックな短めが好きです。そんな自分なのですが、今回紹介する『Hurley phantom』シリーズに出会ってから、海で実際に履くのはこればかりになってしまいました。2007年からのベストセラーのシリーズなので、多くの人が履いたことがあるかもしれません。「今更?」と言われてしまいそうですが、やはりこの夏もこれを越えるトランクスは現れなかったので、あらためて紹介します。
『Hurley phantom』シリーズのはじまりは、ハーレーの親会社であるナイキが、オリンピックの競泳水着用に開発していた素材をトランクスに仕立てことにあります。2007年に衝撃のデビューを果たし、2012年までの5年連続でSIMA(SURF INDUSTRY MANUFACTURERS AWARD)において、その年の最も刺激的で革新的なデザインのボードショーツに贈られる”Mens Boardshort of the Year”を獲得している名実ともにNO.1ボードショーツです。
どこがそんなに素晴らしいかというと・・・
1.驚異のストレッチ性。文句なしです。
2.シルエットが良い! 特にアウトシーム19インチのものは最高! ヒザが出る丈なのでテイクオフのときにも引っかからない。
3.撥水性が良いので濡れてもシルエットが変わりにくい。軽い。まとわりつかない。股ズレしにくい。
4.ストレッチ抜群なのに柄、デザインも秀逸。
5.フロントもベルクロ、ファスナー、ボタンなどを使用していないので快適。
要するに機能性が抜群でデザインも良いということです。
自分がトランクスを選ぶときの一番のポイントはシルエットです。日本人、特に自分は脚が短い&脛長が短いので、トランクスの丈が長いのは全く似合いません。ヒザ下丈などもってのほかです。基本的に欧米人を基準にした海外のサーフブランドの商品を彼らと同じように着こなすのは無理があります。バランス良くはきこなすためには、トランクスの丈にこだわるのを強くオススメします。
このハーレーはアウトシーム19インチ。自分がはくとイメージは欧米人がはいた21インチ(平均的な長さ)くらいかなと思います。本当はあと1~2インチ短いphantomシリーズがあれば最高なんですが・・・
機能性が抜群なので、サーフィンだけに使うのはもったいありません。僕は(たまに)走るとき、ヨガをするときなどにも愛用しています(どうもあのウエストがゴムでクシュクシュっとしているスポーツ用のショーツは嫌いです)。
先日は富士山に登ってきたのですが、その際ももちろんphantomでした。phantom素材のシャツも快適でサーフィンやSUPや子供と海水浴する際の日焼けし過ぎ防止のラッシュガード代わり使っているのですが、これも富士山で活躍してくれました。
まだまだ夏はこれからなので、まだ今年のトランクスを選んでいないという方は『Hurley phantom』をチェックしてみてください。